米ロサンゼルス近郊で広がる山火事で、被害額が1350億ドル(約21兆円)を超えるという予想が出ている。米国で過去最大規模の山火事被害となる見込み。気候変動を背景に増える自然災害の影響で、同州では住宅保険の更新停止や値上がりが起きている。今回の山火事が今後の保険に影響すれば、火災後の地域経済にも影を落とすことになる。
米気象会社アキュウェザーによると、火災の起きているロサンゼルス近郊のサンタモニカからマリブにかけての地域は高級住宅街で、住宅価格の中央値は200万ドル(約3億円)を超える。この影響もあり、9日時点の見積もりで被害額は1350億ドルから1500億ドルにのぼる見込みという。
アキュウェザーは、「火災が…